先日格安旅行会社として有名な「てるみくらぶ」が記者会見を開き破産手続きが行われていることが発覚しました。
一般の旅行会社の半額近いの料金で海外旅行に行くことができるとしてサービス開始以来多くの旅行者に愛用されてきましたが、どうしてこのようなことになってしまったのでしょうか?てるみくらぶの倒産はリーマンショック以来最大の旅行会社の倒産といわれています。
今回はなぜてるみくらぶが倒産することになってしまったのか、てるみくらぶの被害者への補償はどうなるのか、この事件からわかる利用者が損をしないための方法を書いていきます。
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てるみくらぶはなぜ倒産したのか
てるみくらぶは倒産直前に全国紙に1面広告を載せるほど積極的に広報活動を行っており、まさか倒産するとは思わなかった人も多いでしょう。
しかしこの時点ですでに赤字が膨らみすぎて倒産寸前だったそうです。
通常旅行会社は利用者からお金をいただきホテルや航空会社にお金を支払うビジネスのため安定した仕事です。てるみくらぶの場合は赤字が拡大しすぎたためにホテルへの支払いができない状況でした。
その支払いには後から支払いをした利用者の支払い分をあてるという状況に追い込まれ、システムは酷い自転車操業化に。そのため様々なトラブルが発生していました。
仕舞いには、トラブルの件数が増え経営悪化が表面化したために倒産に追い込まれました。もう長いこといつ倒産してもおかしくない状態が続いていたんですね。
倒産の背景には格安旅行会社の人気の低迷がある
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倒産の背景に格安旅行会社の人気の低迷があります。
てるみくらぶなどの格安旅行会社はサービス開始直後は今までよりも安く海外旅行ができるというメリットが人気を博しました。格安旅行会社はインターネットを利用した予約システムで人件費を抑えることで低価格が実現されています。
しかしそのようなシステムなため当然収益性が低く薄利多売の商売をしなければいけなくなり、同業他社の台頭で市場が疲弊気味に。
さらにはLCC(格安航空券)などの登場で、自分で航空券をとったりホテルを予約する人が急増し、結果利用者が大きく減ってしまったというわけです。
自分で予約するのはそこまで難しくありませんから大したサービスのない格安旅行会社を利用する人が減るのは当然のことですよね。
倒産による被害者は泣き寝入り必須
倒産による被害者は基本的に泣き寝入りするしかありません。
てるみくらぶ倒産による被害額は900億円超、それに対し保証額はたったの1億円ですから単純計算で1パーセントしか帰ってきません。10万円でハワイ旅行を計画していた人だとたったの1000円しか帰ってきません。
10万円の旅行代ならいいほうで(海外旅行で格安旅行会社を使うと情勢悪化で30万程度どぶに捨てるということはよくあります)中には100万円以上支払っていたという人もいますからたった1パーセントというのは勉強代には高すぎますね。
しかも現在海外にいる利用者は航空券などが無効になってるため自分で新規に航空券を購入しなければなりません。
格安旅行会社を使うなら倒産を覚悟しなければいけない
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海外旅行は高いもので、少しでも安くしたいという人は大勢いると思いますが収益率の低い格安旅行会社は、いつつぶれてもおかしくありません。
と言ってもここまで大きな企業が倒産するというのはそうそうありませんから、あまり気にする必要はないかもしれません。
それでも気になるというかたはJTBなどの少々高いですが、安心して利用できる旅行会社を利用するのがいいと思います。外国語が得意という方は自分で航空会社のチケットを取得しホテルも自分で選ぶようにすれば、よっぽどなことがなければ倒産で泣き寝入りということはないと思います。
ちなみに私がおすすめな格安旅行会社はエクスペディアです。エクスペディアは外資系の格安旅行会社で、経営が安定していますので倒産の心配は今のところありません。
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まとめ
リーマンショック以来最大の旅行代理店の倒産ということでかなり印象が強いですね。
今後海外旅行をする人は自分で航空券を予約したり、ホテルを予約できるようになっていた方がいいですね。
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